畑、借りました

外出自粛が続く毎日、いかがお過ごしですか。

松川町へ事務所を移転してからの1年間、街へ行く(福島駅周辺へ行く)機会がただでさえ減っていたのに、今はさらに回数が減りました。私が先月、街を歩いたのは1~2回!「密」な状態がほぼ無い場所で、のんびり過ごしております。

 

ただ「ぼーっと生きてる」訳ではございません。あっ!余談ですが、いよいよ始まったNHKの朝ドラ「エール」を毎日欠かさず観て、土曜日の放送後に始まる「チコちゃんに叱られる!」も観て、かなり出遅れてチコちゃんにはまっております。本当に今頃なんですが、年末の紅白を観るまでチコちゃんの存在すら知りませんでした。私にとってのエール効果、かなり勉強になりますね。

 

実は1ヶ月ほど前、会社として事務所の近くに畑を借りました。会社を設立する時から決めていた事、最高の場所にふっかふかの土の畑を借りる事が出来ました。去年まで使っていらした方が大切に野菜を育てていたのが分かる、とってもいい状態の畑です。梅と柿とくるみの木も付いてきました。

 

 

借りた時の状態

 

畑の先生がうなって(耕して)くれました

 

 

そして、まずは市内の直売所でネギの苗を買い・・・

 

 

ネギを植えるどころか苗を見たのも初めて!

 

 

植えました!!

 

 

並べただけではありません。根に土がかかってます

 

 

なぜ畑を借りたのか。

福島で暮らし始めたばかりの頃、近所のじーちゃんばーちゃん達が自分で育てた野菜を沢山くれました(今もですが)。都会で生まれ育った私には、ただ土しかないように見える畑で、とーーーっても美味しくて見た目も立派な野菜を育てあげる彼らが輝いて見えました。自分達の経験と知恵をフル活用して、厳しい自然と対峙しながら日々丁寧に畑と向き合っている暮らし方。おかげさまで野菜に不自由する事はありませんでした。ありすぎて困る事は多々ありましたが(笑)

 

そして自分で果物農家で働いてみて、「農業は楽しい!」と心の底から思いました。「食べ物を作れる人が一番強い」とも感じました。もしもっと気軽に畑へ入る事ができたら、もしみんなが一緒に畑仕事を楽しむ事が出来れば、もしいつでも好きな時に野菜や果物が育つ様子を見る事が出来れば、普段の暮らしがさらに楽しくなるかも・・・と。

 

松川町で畑を借りられれば、畑仕事を教えてもらえる先生が沢山います。じーちゃんばーちゃん達が持つ経験と知恵は、私達が引き継ぐべきものだと思っています。そして私達から次世代へと繋いでいくべき大切なもの。なのでインキュベートルームで会社を立ち上げた当初から、2年後は松川町へ事務所を移す事も、戻ったら畑を借りる事も決めていました。教えてもらえる時間には限りがあります。

 

ただ借りた畑がかなり広い!その広さ約1100㎡(のはずらしいです)。1年目から一面を野菜畑にするのは大変そうなので、今年は半分を使ってナスやトマト、きゅうりに枝豆などなどを育てることになりました。そして、もう半分をひまわり畑にすることにしました。理由は簡単、ひまわりが好きだから♥

 

先日、「福島ひまわり里親プロジェクト」様から、全国の方が大切に育ててくださった種をお譲り頂き、松川町水原のビニールハウス内で種まきをしました。そして芽が出ました!!

 

 

 

 

本葉が出たら畑に植え替えます。こんな小さな芽が、高さ150㎝ほどのひまわりになるそうです。夏が来るのが、いつも以上に楽しみになりました。

 

気軽に外出できるようになったら、「福島へ来てくれてありがとう!」と何の気兼ねもなく心からお迎えできるようになったら、その時にはぜひ畑に遊びに来てくださいね。その日の為に、今はしっかり準備を進めていきます。大人も子供も、地元の方も県外の方も、興味を持って下さる方なら誰でも気軽に来てもらえる畑を目指します。初心者ですが、まずは身内で頑張ります!!

 

・・・ということで「みっこちゃんち」、まずは畑仕事からゆっくり始動です!