4月を振り返ってみる
田んぼに水が入り、野菜の苗の販売が最盛期を迎え、草刈機の爆音が聞こえる季節となりました。こんな表現の仕方、都会で暮らしている頃は絶対に思いつかなかったのに、すっかりこの季節の変化に慣れました。
カエルの合唱が始まった今、慌ただしく過ぎていった4月を振り返ってみようと思います。
弊社は第5期目を迎え、4月18日が創立記念日でした。沢山の方々に支えて頂き、新たにご縁を結んで頂いた方に助けられ、4周年を迎える事ができました。本当にありがとうございます!今後とも末永くよろしくお願い申し上げます。
実は現在、事務所内の改装と2月の地震からの復旧工事をしています。新たな取組みを始める準備、ご近所の方は看板が変わっている事にお気付きかもしれません。そのご紹介は、また改めて。
桜の花が咲く4月、一番足を運び、一番動き回っていた場所がここ。松川町水原地区にある「右輪台山(うわだいやま)のしだれ桜」でした。
今年、福島市の「ふくしま花回廊」に仲間入りをさせて頂き、ご紹介頂きました。福島市の桜のピークより1週間遅いこの場所、今年は驚いてひっくり返るほど、沢山の方がお運び下さいました!!松川町の人口より多い、延べ約2万人。じみ~に車やバイク・自転車の台数を数えてました。厚紙の裏に正の字を書いて(笑)
普段は軽トラやトラクターしか走っていないような並木道に、高級外車やカラフルな車がやってきて感動!!でも側溝に落ちてしまわないかとひやひやしてました。農道なので・・・。
地元紙に掲載され、テレビの生放送が入りました。とくに民友さんに掲載された日の勢いはすさまじかったです。車の台数だけで、水原の人口の1.5倍以上の数でした!!
福島民友[ふくしま・さくらだより]右輪台山のしだれ桜
https://www.minyu-net.com/flower/sakura/FM20210407-602620.php
実はこの動画に、私も映ってます。
並木道の中央に駐車場があるので、皆様には車の出入りに気を付けながら、お写真をお撮り頂いてました。考えなければいけない事は色々ありますが、近隣の介護施設の方が入居者さんと一緒にワゴン車で来てくれたり、生まれて間もない赤ちゃんを抱いて、そのお兄ちゃんやお姉ちゃんと一緒に親子3世代でお越しくださったり、そんなご様子を見ていると、車が入れる場所だからこその利点もあるんだろうなぁと思いながら、皆様をお迎えしていました。1台の車に乗っていらっしゃる人数が多かったんです。
沢山の人や車、時々舞い上がる土ぼこり、それにもかかわらず皆様、「こんないい所があるの知らなかった」「今度は友達を連れてくる」「これから毎年来る」と、嬉しいお言葉を沢山かけてくださいました。開花期間中、何度もお運び下さる方も多かったんです。
松川町や水原地区で暮らしている方でさえ「初めて来た」と仰る方もいらっしゃいました。それほど今まで宣伝らしい事をしていませんでした。お祭り自体は7年目くらいのようですが・・・。
来年はさらに皆様に楽しくお過ごし頂けるよう、少しずつゆっくりと変わっていくはずです。進化していく右輪台山のしだれ桜に、また来年もお運び頂ければ嬉しいです。
こんなにこの場所を皆様が気に入ってくださったのは、もしかしたら桜並木の良さだけではないのかもしれません。賑やかな町から国道や高速を走り、徐々に山が近づいてきたかと思うと突然広がる田んぼの風景、そして長閑な住宅地の小路を抜けると始まるしだれ桜の並木道。「こんなド田舎が、まだ福島市内にあったんだ!」という驚きと発見、つまり水原地区全体が醸しだす雰囲気が大切なんだと感じました。
・・・という訳で、ただいま田植えの真っ最中!もうすぐ田んぼの水鏡が美しい季節です。クマガイソウの里まつりも開催中。ぜひ松川町水原へお運びくださいね!